Fig.-2 Flow diagram for designing actively controlled anti-rolling system
Fig.-3 Ship used for testing anti-rolling unit- Outline elevation
Fig.-4 Hybrid anti-rolling unit-Key component and specifications
れは、位相のでたらめな周期波の重ね合わせと見ることができ、離散形式で表すと
また、波強制モーメント係数の計算には、二次元特異点分布法によるストリップ法を用いた。本手法は、後述のように対象船がチャインをもったシャープカットな断面を有する場合は有効である。
つぎに、減揺装置の設計手順について述べる。フローチャートの形にまとめると、Fig.-2のようになる。まず、周波数応答計算を行い、可動マスの重量やストローク、目標の減揺効果が得られるかを検討する。ここで、もし、実現上結果が不十分であれば、設置位置も含め設計パラメータを見直す。つぎに、動揺計算を行い、アクチュエータの容量は、可動マスの速度やアクチュエータの制御力、パワーなどから決定する。決定にあたっては、数種の波強制力に対して船体および装置の質量や固有周期
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